民藝にご興味がある方は一度は
聞いたことがあるお名前ではないでしょうか
「本寿」というおめでたい漢字が印象的なその方は
染色工芸家の芹沢銈介氏に感銘を受け
当時の若手工芸家として柳宗悦氏からは三代澤君
と呼ばれていた人物なのだそうで
日本民藝協会長野支部に携わった方なのだそうです
展示品は150点以上と見ごたえたっぷりで
ひとつひとつの作品があまりにも好みだったため
館内を何度も往復して鑑賞をさせていただき、
通常でしたら長くても一時間ちょっとであるところを
二時間は超えて滞在していたと思います、、、
なぜ滞在が二時間越えにもなるほどに夢中になっていたかといいますと
展示会場へ入るや否や開口一番に出てきた言葉は
「うわぁ、これをつくったのは日本人とは思えないや」
といった感想だったからです
それもそのはず、
三代澤本寿氏は数あまたの国を旅していらっしゃったそうで
その事を知った時にはなるほど、とそれらの作風に納得しました
旅をした期間も1960年代後半から1980年代までとのことで
やはり私の好きな年代とドンピシャで
特に屏風や型絵染のパネルが素敵だなと思いました